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2012年12月23日日曜日

Shakespeare 2200 大森製作所 レビュー 感想 シェークスピア スピニングリール ダイヤモンド DIAMOND REEL

シェイクスピア 2200 ダイヤモンドリール 大森製作所 スピニングリール Shakespeare 2200 spinning reel


米国シェイクスピア社の2200。

発売は1960年代。




蓋を外すと奥に隠れるメインギヤと
直行するピニオンギア、それとスプ
ールを前後させるスライダーが見える。

ねじれているピニオンギアを見て
「おや?」と思った方は鋭い、前回
までのリールの説明をご理解して
いる、このギアは前に載せたウォーム
のピニオンとよく似ている。

一見、メインギヤはフェースのようで
ピニオンギアはウォームのよう、
これはフェースとウォームの混合で
ハイポイドギアと呼ばれ自動車の
デフなどに使われる高度なギアの
組合せ。実際滑らかでとても静かな
回転を実現している。



左側から見るとこんなふう、この
ハンドルもジュラルミン製とかで
緻密に作られ軽量化に努めてい
ます。




ハンドルとフタを外すと大き目の
メインギアとドライブシャフトに
スライダーも丈夫そう・・。

たかが釣り用のリールに高度な
技術を多用し自重200gの軽量化と
釣力10kgの実現には感心します。
現在の製品でもこの性能を超える
ものは少ない。

このリールも発売は米国ですが
製造は日本、当時はこのような
画期的な製品が日本から世界
に次々と発売され欧米の老舗
釣具メーカーを窮地に追い込ん
だとか、ある意味とんでもない
シロモノです。

釣り用のスピニングリールを年代
別に見るとインスプールとアウト
スプールやフェースギア、ウォーム
ギア、ハイポイドギアなど色いろと
特徴があり、当時何を目的にそう
したのかを思うと想像もつかない
奥深さがあります。

優れた製品を幾つも発売したこの
メーカーも高性能のハイポイドギア
を完成させた後にウォームギアの
インスプールやアウトスプールを
出してたり、ウォームへのこだわり
は何だったのか?

うーん、やっぱぁ気になるぞぉー
ウォームギア、もっと調査するかぁ~、
あーあ元に戻っちまった・・。


追記
それにしてもこのリールの回転の軽さは
特筆モノ、まさにフェザータッチ。色いろ比べ
たら同社で一番?恐るべしインスプール。


1 件のコメント:

  1. 初めてcompac89をオーバーホールします。
    ハンドルとメインギアはどうまって外しますか

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