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2010年5月9日日曜日

野外授業 -Outdoor classroom-

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知内町は昔からサケ漁が盛んで、知内川にはサケの
人口孵化場が有ります。なんでも人口孵化を始めたのは
明治の後期とかで、その頃は袋沢という小さな沢を堰き
止めて孵化場にしていたとか、でも100年以上も前なので
みんな良く解らない、ということで郷土資料館の授業で
子供達を連れて旧孵化場の調査を行いました。



場所はこんな山奥の谷間の小さな沢です、誰かが「昔は寂しかった
ろうなぁ」と言ってましたが、今でもクマと同居してるような雰囲気。


足元にはキクザキイチゲや




ニリンソウや


サンリンソウや・・って本当にそういう名前なの?と思って
しまいますが、なんでもサンリンソウは花が1~5個とかで
全部同じ?にも見えますがそうではないらしいです。


これはスミレ


これはオオバキスミレ


1箇所だけシラネアオイがあったり



花が小さいエンレイソウ

他にもフキやコゴミやゼンマイ・ウド・シドケ・ミツバ・エゾワサビ・
キトビロなどなど狭い範囲に食べられる野草がずらーり、
春を大満喫でした。

うん?あっ、孵化場跡地の調査は作業所跡の基礎石や水を
引いていた土管や知内町最古の砂防ダムの残骸などを発見
して一応成功でした。でも現場が山菜や野草の宝庫で時期も
良過ぎて、すっかりそっちに気が行ってしまった・・子供達も
いろいろと山の勉強にもなったし、とにかく満足・満足。

春の山奥の沢の視察であればこの結果は避けられない、
知内町民の常識と思います。
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