真冬の源流でも眺めながら、
のんびり雪山歩き、なんて相棒と
軽い気持ちで出発が・・間違いの
始まりでした。
登山口付近にあるこの滝の風景に
期待だったけど、雪で埋もれて何が
何だか得体の知れない姿に・・断念。
序盤はこんな感じ、適度な斜面に
膝下まで抜かって新雪を楽しみ
ながらランラン気分、でもこれが
罠だった・・。
日頃の行いの良さだなぁ~、風もなく
寒気も落ち着き天候は最高、海と空
が輝いてる。
※ここら辺まではよかった。
白い雪と青い空のコントラストも
すんばらしい!
※こっから斜度がどんどんきつくなり・・。
遠くに知内岳の山並みが、あっちは
平地じゃ~、実はここは知内町外。
※立ってる場所は崖の途中・・。
山頂がここまでおいでと笑ってる。
なんて、かなり登ったけど見える
のは山頂手前のコブ、あのコブに
登れば本当の山頂が見えるかな?
程度の段階。
※気分は、どっへぇ~ずーっと急斜面かい!?
こんな急勾配を登っても登っても・・
※あっ足がぁぁぁ・・もげるぅぅぅ・・なわけないしょっ!
なんぼ登っても登ってもまだまだ
山頂は遠い、なのにどんどん勾配
は急に、雪は更に深くなり、もう腰
ほどの雪の中を這い上がるように
登り続けてウン時間、天気はいいし
景色も綺麗だし帰りたぐねぇー!
うんだけど体力は既に限界に・・。
※ずーっと斜度は45度ぐらい、雪は深いし
いっくらなんでも足が辛い。
挙句の果てに前方にこんなのが、
なんじゃーありゃ!怪物か悪魔か、
こっちをにらんでんどぉ~。
これはここらの山ではちょっと珍しい
樹氷、なんであんなもんが出来ち
まったのか・・。
そうなんです、1枚目の写真で想像
つきますが、この日は今までになく
樹木に雪がくっついて、登るほど
その量も増え、風が少し吹くと耐え
切れなくなった枝が折れてバキバキッ、
ドッスン!と音を立てて雪の塊が
落下、まるで空爆です。
あちこちでドッスン、ドッスン雪塊が
落下する中、樹木の空いている
所を縫うように登ってましたが
前方の状況には完全に戦意も
喪失、ありゃ~もう無理じゃ~と
クタクタの足を引きずるように
下山を開始。
ところが時既に遅し、天候と景色
の良さに勾配も雪の量も無視して
我武者羅に登り過ぎたんすなぁ~。
下山中は足が縺れて転ぶは腹は
減るはスタミナは切れるは、ほんで
もって陽が暮れて急激に気温は
下がるは、もうボロボロ、本当に
しんどかったぁ・・。
帰りの時刻と体力と食料の見極
めの重要性を改めて再認識、
いろいろ反省点の多い登行でした、
でも樹氷とはなぁ・・異常気象っすか。
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