3番目は知内岳(854m)、何処に
あるか解ります?
元町にある町営スキー場(学校山)
のずーっと奥の山で、住民はとも
かく町に来た人の多くは見ているはず、
でもあまり目立たないので印象にも
残らないし名前もあまり知られてい
ない・・ちょっと可哀想な山です。
右端のピークが燈明岳(577m)、左の
ピークは無名峰(658m)、その中間に
あるのが知内岳(854m)、結構高いん
ですがねぇ、近すぎて標高差が目立
たない。
この山並みは知内山地とよばれ
大千軒岳や七ツ岳が属する渡島
山地とは別の山並み、地形的に
おそらく渡島山地の数万年後に
できた比較的新しい山?に思えます。
海に近い関係か標高800mを超えても
森林限界内で山頂までブナやカバの
巨木に覆われ全体がモコモコに見える、
また渡島山地に比べ浸食が少なく
傾斜も緩やかで雪山登山で人気
だったりします。
知内岳山頂付近を源流とするコロナイ
川・トウライ川・イデス川・コモナイ川が
知内川に注ぎサケやマスなどの産卵床
にもなっている、特にコロナイ川は町の
水道水でもあり、この山の植生保全は
重要です。
知内町を囲む大千軒岳・七ツ岳・知内
岳の3つの大岳が連なり半すり鉢状の
地形を形成、それぞれの山岳から幾本
もの支流が集結して本流となり津軽
海峡に養分を注ぐ、更にその伏流水は
海峡の沖合に続き・・って憶測ですが、
そう聞くと知内川って只者じゃないって
思えてきません?
山の話が川になったぞ・・そう実は
川の話がしたかったんすなぁ~、
知内川は砂金や野鳥や野草や多くの
サケやアユの遡上や河口に広がる
砂浜など特質がいっぱい、これらが
源流を構成する山々に関係している
と気が付き、なるほどぉ~と一人納得、
川は山です、ひょっとして海も山かも
しれない・・。
ウィキペディアに「絶えず流れ下り
ながら尽きることがない川の水は、
地球規模の水循環の一部である。」
とあるけど、なかなかどおして
知内川もたいしたものだなぁ~と
日々感心しております。
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