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2014年10月23日木曜日

杉スピーカーを試作 -Japan cedar speaker-

杉のスピーカー フルレンジ 10㎝ 北海道 知内町 Japan cedar speaker Hokkaido



地場材の道南杉利用のエンクロージャー、
サイズは幅19㎝×高27㎝×奥18㎝、
厚さ2㎝の無垢材を使用、直径10㎝の
スピーカーユニット用でフルレンジ・バス
レフ型。

モトコロの構想から約半年掛り、やっと
形になりました。

いっやぁー原木からの製品化は長い!
安易に山の木を使うなんて発想は
しちゃいけない、でも今回も勉強に
なりました、本当に壁が幾つあった
ことか・・。

また試作1号機ですがとても綺麗な
仕上がり、角は45度にカットし貼り
合わせ、表面はツルツルのクリヤー
ニス仕上げ、杉の不規則な木目が
よく楽しめます。

手に取り眺めても寸分のくるいもない、
本当に上手いもんだなぁ~と喜びが・・。

なんせ町内の家具工場に材料と図面
を持ち込んで、お願いしまぁ~す!
でしたから・・本当よくやるわ。


Fostex FE103En 杉 スピーカー フルレンジ 10㎝ 北海道 フォステックス Japan cedar speaker Hokkaido
取り合えず完成品です、どうです?
杉の木目はちょっと和風っぽい。



後ろにはコードを接続する金色の
ターミナル、この部品もねぇー種類が
多くて迷った迷った。


真正面から、うーん和洋折衷?



このボロはニードルフェルトという
吸音材、普通は防音用にカーペット
の下に敷くもの、これをスピーカー
の後ろに詰めると見事に音が変化
します、これだぁー!と思ったのも
束の間、多過ぎたり足りなかったり、
もぉー何度入れ直したことか・・。



最後はコードと端子、これにも
悩まされた、ターミナルもそうで
したがコード端子は些細な小物、
でも平型、丸型、ギボシ型などの
幾つかの形状やサイズがあって
何が何やら全部手に取って確認
しないとさっぱり用途が解らない、
慣れでしょうが試行錯誤で完成し、
やっとすっきり、意外な所に難が
あるものです。

なんとか製品化まで工程が見えた
このスピーカー、でも完成直後は
ひどい音でエージングも辛かった、
自分はエージングが苦手?かも
しれない。

どぉーすんのよぉーこれ、お世辞
にも聞ける音ではない・・先の見え
ない響き・・あかん。でも幾つかの
調整で音がだんだん変化して・・、
おぉー聞けるぅー、悪くねぇーぞぉ、
でなんとか音も整った。

ちょっとした思い付きから苦節半年、
なんとか使える道具になりました。

知内町の山林で80年育った地場材の
杉と発売から50年を経たFostex社の
スピーカーユニットFE103Enの組合せ。

機材の構成上、見た目も音質も特徴
的ですが、それを気に入って頂けるか
どうか・・。

見た目は和風、音の印象は軽快で
優しい響きです、10月26日(日)の
知内町産業まつりで初お披露目です。



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