Nakamichi 582 ナカミチ カセットデッキ 580 シリーズ カセットデッキ Discrete Head Cassette Deck
斜め右側から。
正面。
裏側。
天上のカバーを外し中の様子。
正式名称は
Nakamichi 582 Discrete Head Cassette Deck
らしい、なぁ~がぁ~。
1978年頃に発売されたNakamichi社
のカセットデッキ、子供の頃はカセット
テープレコーダーと言ってたなぁ・・。
正面の写真をよく見ると、全体が細長
く見えません?実は横幅が50㎝程と
規格外で大抵のオーディオラックには
入りません、1㎝削ればかなり違うはず・・。
Nakamichi社は当時のオーディオ界
では神話的な存在で、その再生音の
評価は多くが全く文句のない最上級、
その頃の自分の思いも「もぉーこれ
しかねぇーべぇ」だった。
アキバに行って初めてNakamichiを
所有、手に触れ、操作し、音を聞い
た時は、本当にNakamichiなんだぁー
すんげぇーと1日中いじくってた。
憧れのスーパーカーを子供が手に
したようなもの、そう考えると安いなぁ・・。
Nakamichi 582、この再生音は当時の
自分にはソースとテープの区別が
できなかった、スピーカーやアンプ
などの機材も関係しますが、どうや
っても何を聞いても音質の変化を
識別できない、とんでもない代物
でした。
録音・再生・早送りなどの動作音が
とても静かで機敏なサイレントメカや
耐久性1万時間のヘッドも至って良好
で、音響機器の中では比較的壊れ
やすいカセットデッキもこれで万全と
レコードやチューナなどから散々録音
しまくりでした。
そのため当時所有の機材はとても
偏ったもので、入力系のチューナー
とレコードプレーヤーはそれなりで
したが、出力を担当するアンプと
スピーカーは思いっきりの手抜き
のヘンテコマニヤと化していた。
カセットデッキは3ヘッドやダブル
キャプスタン、アジマス調整など
上げると切りがないほどの機構を
総動員してカセットテープを再生、
想像するともう芸術のような領域・・。
でも今思うと本当にあの時は幸せ
いっぱいだったなぁ・・オーディオの
楽しみの基本は心地良い音楽を
聞くことですが、自分にとっては良
い機材との出会い、の方が大きい?
のかもしれない、理想的な機材を
手にし嬉しくてしょうがなかった、
自分のオーディオのマックス期?
だったかも・・。
所有して35年ほど経過ですが、
当時も今も外観や機能には全く
不満はない、しいて言えば会社
が無いこと・・Sansui社といい、
全く困ったもんです。
追記
私にとっては永久欠番の582ですが実は全く
問題がないわけではありません、サイレント
メカと呼ばれるイジェクトや録音・再生などの
一連の機構が10年周期で経年劣化して
壊れます。これも可動部が多い高性能
カセットデッキのためメンテは必須と割り
切ってますが、SONY TC-K333ESR が
故障知らずで未だ健在なのがちょっと
気になる・・高価な割に壊れやすい?
うーん、どうなんだろう・・。
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